ラム酒(ラムしゅ)またはラムとは、西インド諸島が原産地と考えられている、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料として作られる蒸留酒である。サトウキビに含まれるショ糖を酵母でアルコール発酵させてエタノールに変えた後、蒸留、熟成することで作られる。
ラムには色による分類と、香りの強さによる分類による分類が有る。
色による分類: ホワイト・ラム(無色) - シルバー・ラムと呼ばれることもある。活性炭などに通して濾過する。 ゴールド・ラム(薄い褐色) - アンバー・ラムと呼ばれることもある。樽熟成させて作る。着色料を添加して作られる製品もある。風味や香味は中間的な傾向にある。 ダーク・ラム(濃い褐色) - 樽熟成させて作る。これらのラム酒の中で最も長く熟成されています。着色料を添加して作られる製品もある。風味や香味が強い傾向にあり、製菓にも使用される。
風味による分類: ライト・ラム - 連続式蒸留器で蒸留する。風味も香味も弱い。 ミディアム・ラム - 製造法、蒸留法はさまざま。風味も香味も中間的。 ヘビー・ラム - 単式蒸留器で蒸留する。風味も香味も強い。